アメリカンスポーツカーと言えばコルベット!評判や特徴を紹介します!

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フェラーリに代表される欧州のスポーカーは、まるで芸術品のような内装と過激なパフォーマンスを発揮する、一部の特権階級へ向けた貴族のためのスポーツカーを作っています。対してGT-Rに代表される日本のスポーツカーは、大衆車由来のシャシーやエンジンを流用しつつ、コストパフォーマンスに優れた車を作っています。ではアメリカンスポーツはどうなのか? コルベットを通してアメリカンスポーツの真髄を覗いてみましょう。

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シボレー コルベットとは?

アメリカの自動車メーカーGM(ゼネラルモーターズ)のシボレーブランドから販売されている、V型8気筒エンジンを搭載したFRスポーツカーがコルベットです。その歴史は古く、初代であるC1型コルベットの登場は今から半世紀以上も前になる1954年にまでさかのぼります。

元々は第2次大戦時にヨーロッパから持ち帰られたジャガーやアルファロメオなど、スポーツカーに影響を受け、開発がはじまったといわれています。そうして初代コルベットは2シータ-の小型軽量ボディに、相応のエンジンが搭載されました。その後高出力のV8エンジンが搭載されるようになり、以降コルベットはV8エンジンを搭載する2ドアスポーツクーペのコンセプトはそのままに、今日まで販売され続けています。

ちなみにコルベットの名前の由来は、初代コルベットの名称を付ける際、シボレーのCからはじまる動物以外の単語を当てて欲しいと名付け親が頼まれたため、このような名前になったといわれています。

日本でコルベットに乗るには

排気量に対する課税が厳しい日本ではそもそもアメリカンV8を維持するのは大きな負担ではあるのですが、そこを解決できるなら、日本でも十分維持していくことは可能です。日本の中古車市場にも一定数流通しているため購入は比較的容易ですが、おすすめモデルを上げるとするなら、やはり信頼性と価格のバランスが取れているC5コルベットが一押しです。すでに底値を形成しているため、100万円台であっても十分なコンディションの固体を探すことが可能です。インテリアや各部のできはC6やC7には及びませんが、エクステリアに関しては今でも十分通用するものです。

シボレー コルベットの購入費用・維持費・車検代は?

希望小売価格は9,940,000円~15,450,000円まで

2016年現在シボレー コルベットは日本で販売されており、通常グレードのZ51からスポーツモデルのZ06まで含めると、希望小売価格は9,940,000円から15,450,000円までになっています。

新車購入時にはこの他に自動車取得税や駐車場登録代行費用など諸費用、選択したオプションに掛かる追加の費用などがあるので、おおよそ希望小売価格に+1,000,000円ほどは費用が掛かると考えておいた方が良いでしょう。

大排気量の大型スポーツクーペ、車検は維持費は相応の費用が掛かります

燃費も税金もメンテナンスも、全ての面で維持費が高額になるのがコルベットのようなアメ車の特徴といえます。現行車種であるC7型だと、税金や車検費用は以下のようになります。

自動車税:111,000円(1年)
車検費用:32,800円(重量税)+39,120円(自賠責保険)+1,700円(検査料金)=73,620円+諸費用

基本的な税金は上記のようになります。車検時にはこの他車検代行費用とメンテナンスに掛かる費用が必要なのですが、コルベットの場合はタイヤ1本でも平気で数万円はしますので、車検時の費用はメンテナンスによっては数十万円まで膨らむことが予想されます。エンジンオイルにしろスパークプラグの交換にしろ、全てのパーツが数が多く容量も大きいので、一つ一つのメンテナンスで日本車などより高額な出費になることが予想されます。

コルベットの場合は燃費も街乗り4~5km/Lですので、ガソリン代ももちろん高額です。

シボレー コルベットのエクステリアは?

幾何学的かつ大迫力のスーパーカーといってもいいほどのエクステリア

C5型など90年代のモデルは曲線を多用しつつ、スティングレイ由来のデザインをうまく継承していました。現行モデルのC7型ではボディサイズ自体がランボルギーニなどに負けないサイズに大型化され、ファーストインプレッションの迫力は大きく増しています。

全体のデザインはスティングレイレーサーの鋭いスタイリングは継承しつつ、幾何学的な直線のラインを取り入れているのが特徴で、独特の力強いシルエットを手にいれています。

リアビューも根本的なデザインはキープコンセプトですが、大型のリアディフューザーや4本出しのセンターマフラー、先ほど取り上げた直線的なラインなど手が加えられています。そうした結果、もはや未来的とまで思える新しいデザインを、コルベット伝統のスタイリングにうまく取り入れることに成功しています。

シボレーコルベットのインテリアは?

ドライバーズシートはまさにコックピット

インテリア、特に運転席はコックピットのようにドライバーを囲むように配置され、コルベットがドライバーズカーであることを主張します。ファブリックなステアリングやナビダイアル、デジタルなメーターや回りの処理は欧州のハイパフォーマンスカーに通じるものがあり、非常にスポーティかつ未来的な雰囲気で、代を重ねる毎に洗練されてきています。

コルベットのラインアップは?

コルベットZ51:ベースモデルですがエンジンはもちろんV8

希望小売価格:9,940,000円~(税込み)

2016年現在コルベットの最廉価モデルがこのコルベットZ51です。廉価モデルとはいえ最大出力466PSを誇るV8OHVエンジンに7速MTもしくは8速ATが組み合わされ、コルベットの名に恥じないパフォーマンスを手に入れています。ボディはクーペ以外にオープンモデルであるコンバーチブルも用意されています。

≪シボレー 公式サイト≫ シボレー コルベット クーペの主要諸元寸法・重量などの紹介。車両重量、走行・動力伝達装置、クラッチ形式、室内装備などの詳細情報が確認できます。

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コルベット Z06:欧州のスーパースポーツと真っ向から渡り合う

希望小売価格:14,680,000円~(税込み)

価格はZ51から5,000,000円近く跳ね上がりましたが、それだけにスーパーカーらしいパフォーマンスを手に入れたモデルです。搭載されるエンジンはスーパーチャージャーで武装され、最大出力659PSを誇ります。エクステリアでは黒いフロントリップとリアウィングが装備され、一目でZ06とわかるそれらしいものになっています。カーボンコンポジットブレーキ、電子制御LSDが装備され、加速時のトラクション性能もブレーキ性能も強化されています。0-100加速は2.95秒となっており、20,000,000円台のスポーツカーをしのぎ、マクラーレンP1に迫る性能を獲得しています。

≪シボレー 公式サイト≫ シボレー コルベット Z06の主要諸元寸法・重量などの紹介。車両重量、走行・動力伝達装置、クラッチ形式、室内装備などの詳細情報が確認できます。

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次期シボレー コルベットへのモデルチェンジ情報は?

Z06 RS-Gなど、限定モデルが順次投入

Z06 RS-GやZ51 3LT RS-Rなど、日本国内ではシボレー初となるWEB限定注文の特別モデルが販売されました。2018年には次期モデルのC8型のデビューがささやかれており、それまでは限定モデルの追加や小変更が行われると予想されます。

次期C8型はミッドシップ+ハイブリッド!?

2018年のデトロイトモーターショーにおいて、次期型となるC8 型コルベットが発表されるのではないかという情報が出ています。それによると、新型コルベットではハイブリッドとミッドシップレイアウトを採用するといわれています。実際ホンダNSXの現行モデルはミッドシップレイアウトとエンジンとモーターを動力とするハイブリッド機構採用しており、スーパースポーツとしてコルベットの性能をさらに高めるのなら、あり得る情報に思えます。

シボレー コルベットの燃費情報は?

実燃費は8.32km/L、以外に良好な数字です

コルベットのような車は燃費を気にされる方が少ないのか、情報自体が少ないのですが、先代モデルのC6型コルベットで8.32km/Lという実燃費情報が載っていました。V8エンジンを搭載する重量級スポーツカーであることを考えると、驚くほど良好な数字だといえるでしょう。

シボレー コルベットの燃費一覧。全国のオーナーからの給油情報を元にした実燃費が分かります。クルマの乗り方によっても燃費は大きく異なります。車レビューも参考になります。

コルベットの過去モデルをご紹介

初代 C1型(1954年-1962年)

Provision

1954年、ツーシーターオープンスポーツとしてデビューしたのが初代C1型コルベットです。

各パーツの信頼性が低いためトラブルが多発し、エンジン出力も4.0Lクラスながら150psしか発生しないV6エンジンは評価も低いものでした。しかし、トランスミッションをはじめとする各パーツを交換しようと多くの人が立ち上がり、ここから自分好みの仕様で車を作り上げる文化とともに初代コルベットも受け入れられることとなったのです。非力と言われたエンジンも当時セダン用に開発された4.4LV8エンジンがほぼ無理やり収められ、パワー不足は半ば力技で解決されました。以降アメリカを象徴するV8エンジンは過激にその出力を増大させていくことになります。

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2代目 C2型(1963年-1967年)

原型となったレーサーの名を取り、コルベットスティングレイと呼ばれるようになったのがこのC2型コルベットです。初代とはまるで異なる鋭角かつ平坦なボディにはリトラクタブルヘッドライトが組み合わされ、非常に独創的なスタイリングを獲得しています。エンジン出力は初代と比べて著しく向上しており、1965年に設定されたレースモデルのZ06ではビッグブロックユニットと呼ばれる6.5LV8エンジンが組み合わされ、425psというとてつもない大馬力を獲得しました。

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スティングレイレーサーについて

上記でも少し触れたように、2代目以降のコルベットの特徴でもある直線的なスタイルは、スティングレイレーサーと呼ばれるレース車両からそのデザインを取り入れ誕生しました。スティングレイレーサーは元々テストカーとして日の目を見ることはないはずでしたが、当時コルベットの開発を行っていたビル・ミッチェルが車両を引き取り、新たにデザインを仕立て直しました。このような経過を経て、特徴的なスタイルが誕生したといわれています。

3代目 C3型(1968年-1982年)

通称コークボトルと呼ばれる独特なボディラインが特徴となるのがC3型コルベットです。さらに改良を加えられたビッグブロックユニットは7.4Lにまで排気量が拡大されています。サイズも全体的に先代に比べて大きく重くなり、C2型の正常進化版と言える内容の車に仕上がっています。

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4代目 C4型(1983年11月-1996年)

C4型コルベットではそれまでの鋭角を際立たせた独創的なスタイリングから一転して、どこか当時のヨーロッパ車を意識した、品の良いスタイリングを手に入れました。実際エンジン以外のほとんどがC4型から新設計されていて、エンジン以外は先代のコルベットとは別物の車となっています。

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5代目 C5型(1997年-2004年)

C5型コルベットではC4型の流れを汲むスタイリングがより流麗で洗練されたものへと進化しています。前後重量配分が見直され50:50に近い、バランスの良いボディを手に入れています。室内空間もより広く快適なものへと見直され、パワーだけでなく車としての完成度が飛躍的に向上したモデルです。2004年まで発売されたこのモデルには一貫してリトラクタブルヘッドライトが採用されていたため、リトラクタブルヘッドライトを搭載した最後の車種となってしまいました。C5のコルベットはコーナリング性能も飛躍的に向上しており、直線だけでなく走る・曲がる・止まるという車の持つ性能を飛躍的に引き上げ、世界の第一線で戦えるだけの車へと進化を始めたモデルでもあります。

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6代目 C6型(2005年~2014年)

C5に比べてボディサイズをコンパクトにし、車全体の大部分に改良を加えたのがC6型コルベットです。もっともホットなモデルであるC6・ZR1は6.2Lエンジンにスーパーチャージャーを組み合わせ、最大出力647psを誇ります。オイルパンをドライサンプ化しより低重心にエンジンをマウントすることで優れたコーナリング性能を手に入れており、その性能はフェラーリのようなスーパースポーツとも正面から対向できるものにまで引き上げられたモデルです。

C6 ZR1:過激なパフォーマンスの限定モデル

スポーツカーとしてその素性を引き上げたC6型コルベットには、上述のように限定モデルであるZR1が設定されました。その性能はランボルギーニ ムルシエラゴやフェラーリ 599GTBフィオラノなどと並ぶものであり、価格も10,000,000円以上となりました。アメ車といえば排気量だけの乗用車ライクな乗り心地の車というイメージでしたが、このZR1は見事にスポーツカーへと進化しています。

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7代目 C7型(2014年~2016年現在)

C6型をさらに鋭角にエッジを効かせたエクステリアへと変化したのがC7型コルベットです。

このC7型コルベットのスタイリングの変化はC2型からC3型へのスタイルの変化を思い起こさせるものがあり、一度はヨーロッパ嗜好の洒落たエクステリアへと落ち着いたコルベットのスタイリングが、再びアメリカを象徴するアグレッシブなものへと変化しているように見えるため、大変興味深く感じます。エッジを効かせたデザインの採用は近年のダッヂ・チャレンジャーやフォード・マスタングのエクステリアにも見て取れる変化であり、かつてのアメリカンマッスルカーのデザインが再評価を受けていると言えるのかもしれません。

このC7型コルベットではエクステリアだけでなく各所にも最新技術が盛り込まれ、より高性能化がなされています。特にエンジンには直噴技術が取り入れられ6.2Lという大排気量モデルは健在ですがより省燃費性能を追及した改良がなされているのも注目すべきポイントです。

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シボレー コルベットのライバルはこれだ!

ダッジ バイパー:V10エンジンを搭載するアメリカンモンスター

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シボレー同様アメリカの自動車メーカーである、クライスラーのブランド、ダッヂから販売されているアメリカンスポーツクーペがバイパーです。コルベットよりさらに排気量の大きなV10エンジンは649PSを発生し、それに6MTが組み合わせられています。

2010年のニュルブルクリンク北コースにおいて、ハイパフォーマンスモデルであるバイパーSRT10ACRは、それまでコルベットC6 ZR1が持っていた7分26秒4という記録を大幅に上回る、7分12秒13という途方もないタイムをマークしています。このタイムは市販車としては当時最速のものでした。

ハリウッド映画で車の場面を見ても、シフトアップしかしないしコーナーはドリフトばっかりで、やや白けるなぁなどと感じませんか? 見せるためだけに、追う方も追われる方も義務的に車体をスライドさせるのですから、ある意味で奇妙なカーチェイスです。実際あの姿が、アメ車=大味というイメージを世界中に流布しているとも言えるでしょう。しかし、このダッジ バイパー。そんな色眼鏡や先入観で見てはいけない一台のようです。

ポルシェ 918スパイダー:2016年現在ニュル最速

1億円という価格で台数限定販売された918スパイダーは、コルベットが目指すべき車であり、ライバル視しなければいけない1台でしょう。理由は、この918スパイダーはニュルブルクリンク北コースにおいて6分57秒という途方もないタイムを記録しているからです。918スパイダーはカーボンファイバー製ボディにハイブリッド方式のエンジンをミッドシップに搭載する最新技術の塊です。次期コルベットはミッドシップレイアウトにハイブリッド方式の動力が与えられるとウワサされており、これは918スパイダーを意識したものに思えます。

自動車マニアならずとも車を運転する人であれば、大概、ポルシェという名前はご存知だと思います。同時に、ポルシェなら911、というタイプしか思い浮かばない人も多いのではないでしょうか。もちろん同社も、その長い歴史の中で、さまざまなタイプの車を開発しているのですが、21世紀の今、その全ての頂点に位置づけられたのが、スーパースポーツカーであるポルシェ 918なのです。今回は、その魅力をたっぷりとご紹介。

シボレー コルベットの評価や口コミは?

欧州車に負けない総合性能と、アメ車らしい荒々しさが魅力

呆れるほどの加速力はさすがコルベット最強モデル。アクセルを踏み込んだ瞬間、まるでワープするかのように飛び出します。しかし、飛ばさなくても内外装の雰囲気とエンジン音で、特別なクルマに乗っていることを楽しめるのはさすがです。

Source: www.goo-net.com

欧州ハイパフォーマンスカーにはない荒々しさが最大の魅力です。ロングノーズで平べったいスタイルは、アメリカンスポーツカーの醍醐味ですね。気安く手を出すと火傷しそうな感じがたまりません。

Source: www.goo-net.com

最新モデルであるC7型の評価は、洗練されヨーロッパ車に負けないクオリティを手に入れたにも拘わらず、きちんとアメ車らしい暴力的な加速力や雰囲気を味わわせてくれる車として、高評価を得ているようです。ネックは非常に高額な値段や後方視界の悪さですが、そうした弱点も割り切れてしまう魅力がコルベットにはあるようです。

アメリカンスポーツとは?

アメリカ伝統のスポーツカースタイル

アメリカという国で自動車に求められるのは、誰でも運転ができるということです。これは、アメリカ発の企業であるアップルやグーグルを見てもらえるとわかるのですが、どの企業の製品も老若男女を問わず、誰もが扱える製品を世に送り出しているという点があります。これはアメリカで販売されている製品の多くに当てはまることで、当然車にもこの例が当てはまります。

今回取り上げるコルベットなどのアメリカンスポーツカーは、乗ってみると思いのほかロールが大きく、乗用車的な乗り味の車になっていて面食らうかと思います。これは、2ドアのスポーツモデルであっても日常的に使えることが優先されて設計されているということの現れです。

アメリカンスポーツカーではサーキットを攻めるような使い方はできないのかというと、そうではありません。コルベットにもZ06のような高性能モデルがあるように、どんな車種であっても日常域の使用をメインとしたグレードから過激なスポーツモデルまで幅広いラインアップがなされているのです。アメリカでは自分の用途に合わせて車の仕様を変更することが、日常的にされているのです。

アメリカでは個人で自分の車を修理する描写がよく見られますが、つまり自分の所有物の面倒は自分で見て、必要に応じて修理・変更も自己責任で行う文化が強く根付いているのです。アメリカ人は個人の主張を重要視するお国柄でもあるため、カーディーラーが1つの完成した車だけを押し付けても、中々受け入れられないでしょう。どんなに古い車でも修理を行うことができる、言い換えればどんなに古い車であっても、その車のパーツが現在も製造されていて、常にベストなパフォーマンスを維持できる環境が整っているのも、アメリカの自動車市場の特徴です。

アメリカの自分だけの車を作る文化を念頭に置いてヨーロッパのスーパーカーと呼ばれる車を思い描いてみると、どの車も販売時点ですでに完成されている場合が多いように感じます。ラインアップを見てみても1つの車種では内装などは選べてもエンジンから足回りまでその車のキャラクターはすでに完成されています。

フォルクスワーゲンをはじめとする、ヨーロッパの名だたる自動車メーカーが北米市場で低迷するのは、この車というものに対する価値勘の違いが、大きな要因に思えます。日本の自動車を見て見ると、NSXのような一部の例外はあるものの、そのほとんどの車が一般的な市販者とその上級グレードが存在するというラインアップ構成をとっています。この、大衆車に仕様変更を施して、スーパーカーに負けない性能にまで能力を引き上げるスタイルがアメリカ人にマッチしたため、アコードをはじめとした日本車がアメリカで一大ブームを巻き起こしたのではないかと思われます。

つまりアメリカンスポーツカーはまず大衆車としても使用できるモデルが前提にあり、そこから性能を世界の第一線でも戦えるまでに引き上げたグレードまで幅広くラインアップ、多様な価値観にマッチすることを前提に作られた車といえるのです。

アメリカでの車はファミリーではなく個人のもの、だからクーペは人気なのです

国土も広く移動に自動車が欠かすことのできないアメリカでは、自動車は日本よりもはるかに個人に根ざした乗り物です。日本では一家に一台という家庭も多いため、自然と家族全員がゆったりと乗れるミニバンなどに人気が高まります。一方アメリカはというと、自分用の自家用車を所有している割合が非常に多いことや、日本と違い道幅が広いアメリカでは、女性であっても大型のスポーツモデルを気兼ねなく運転できる環境が整っているといえるでしょう。

アメリカでは独身女性がマスタングのようなツードアクーペの下位グレードモデルを日常の足として利用している場面も見ることができます。自動車に対する考え自体が寛容だというのも、女性がスポーツモデルを気兼ねなく運転している要因の1つだといえますが、日本ではツードアクーペが受け入れられないことの理由として、日本とアメリカではクーペへの考え方が違うのではないかとも考えられます。日本の2ドアクーペを思い浮かべると、日産・フェアレディZ、トヨタ・サイノス、トヨタ・FT86、日産・シルビアといったところが思い浮かびます。こういった和製2ドアクーペとアメリカの2ドアクーペのもっとも大きな違いは、すなわちリアシートの居住性です。

日本車はどうもスポーツモデルとなると性能を追い求める余り日常の使い勝手をある程度割り切った車作りをしているように見受けられます、そのもっとも大きな例がリアシートの居住性です。コルベットやマスタングのような車は2ドアクーペであっても、リアには広大な居住空間が確保されており、日常ユースも十分こなせる快適性が確保され、万人でも使えるクーペとなっています。対して日本のクーペは快適性を犠牲にしてスポーツ性能に振っています。振っている割にはエンジン性能などは安全性や自主規制などにより思い切ったことができないため、趣味性だけが妙に高い、一部の車好きだけが反応する車ばかりが作られました、その結果2ドアクーペは日本では一部の車好きのための車として認知されることになったのです。

まとめ:常にユーザーありきなのがアメリカンスポーツでありコルベットでもある

コルベットの進化の影には、常に自ら良いものを生み出そうとするユーザー達の姿がありました。自ら行動するユーザー達の手により初代コルベットは多くの手が加えられ、そのベースとなる車から基本線をニーズに合わせて引き上げていくというスタイルが確立されたのだと思えます。

そうして高性能化を続けるコルベットには、現在でも通常モデルからハイパフォーマンスを発揮するZ06まで多数のラインアップをそろえています。車が用途を決めるのではなく、常にユーザーの目線で作り上げられるのが、コルベット、そしてアメリカンスポーツと呼ばれる車の本質なのだと言えるでしょう。

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