≪三菱デリカ≫歴史から紐解く!半世紀にわたる人気の秘密とは?

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三菱デリカと聞いてクルマ好きな方は「ダート」「オフロード」といったようなことが思いつくのではないでしょうか。最近のデリカは確かにそのような用途で使われることが多いのですが、過去は商用車でもあったのです。どんなクルマだったのか、その秘密を探っていきましょう。

デリカっていったいどういうクルマなの?

画像は三菱 デリカ D:5

マツダのボンゴをライバルと想定した小型のキャブオーバートラック及びバンとして登場したのが三菱デリカ。バンをベースとしたワゴンも設定されていましたが、1999年にOEM車となって以降は商用車シリーズとは別設計となります。商用車について、国内向けは1999年以降は他社からのOEMに切り替えられており、輸出向けの自社生産も2013年で終了しているため、三菱自動車での生産は行っていません。2011年以降、三菱は国内向けのミニバンの車名を「デリカ」に統一する方針を取っており、デリカD:5に加えてデリカD:2、デリカD:3が登場しました。なお、D:2、D:3は他社からのOEM供給となっています。

なんで「デリカ」っていう名前なの?

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デリカにはいろいろな系統のクルマがあり、それぞれ由来があります。

【デリカ(DELICA)】:語源は、delivery(運ぶ・配達する)+car(車)の造語となっています。
【スターワゴン(STAR WAGON)】:「みんなに愛されるワゴン車でありたい」という希望があり名付けられました。
【スペースギア(SPACE GEAR)】:英語の「車内空間の活用性に富んだ車」という意味。類似するネーミングでは同社が発売する一部のSUV・ステーションワゴンなどなどに設定されている「スポーツギア」がありますね。
【D:5(ディーファイブ)】:「デリカ(DELICA)」の「5代目」。また、デリカD:2の登場を機に5段階でもっとも大きいモデルという意味も込められ、これを機に三菱のミニバンシリーズは今後「デリカ○○」のネーミングで統一されることになりました。
【デリカ伝統の特別仕様「シャモニー(CHAMONIX)」】:フランス・アルプスのリゾート地に由来しています。モンブランの麓や氷河見学の出発地として知られていますね。

デリカの歴史

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デリカは商用車と乗用車でそれぞれ歴史が異なります。今回は乗用についての歴史を追っていきましょう。と、その前に、乗用デリカについて、どんなクルマなのかをご紹介します。

三菱デリカは、同社のパジェロと並び、乗用四輪駆動車の先駆け的モデルとして発売されました。多くの日本製ワンボックスカー同様に、スターワゴンも基本的には商用車と共通の設計ではあったのですが、快適装備の追加や見栄えの向上で差別化が図られています。駆動方式はFR(スペースギアまで)と副変速機付きの四輪駆動、エンジンは自然吸気ガソリンとディーゼルターボが用意されていました。 特に4WDはキャブオーバーならではのスペース効率に加え、悪路走破性の高さと、「まさに四駆」といった外観が魅力となり、アウトドア愛好家の間で絶大な人気を誇るモデルとなりました。

初代:商用車としてのスタートだったデリカは「デリカコーチ」としてデビュー。

Source: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AA%E3%82%AB#.E6.AD.B4.E5.8F.B2.EF.BC.88.E4.B9.97.E7.94.A8.EF.BC.89

1969年4月。三菱自動車がデリカバンをベースにした1BOXタイプとして、9人乗りの乗用モデル「デリカコーチ」(ワゴン)を発売します。ここで注目されるのは9人乗りということです。やはり商用の要素が高いので、まだまだ乗用としての活路を見いだせていなかったともいえます。

1971年10月にはデリカ75コーチとなります。エンジンはギャランFTO1400ccモデルと共通の1.4L・OHVガソリンエンジン(4G41・ネプチューン86エンジン、最高出力86ps)に変更されています。ベンチレーター周辺にガーニッシュが設けられたデザインとなり、フロントウインカー・サイドマーカーの形状を変更。テールゲートのデザインが一新され、テールランプをテールゲート窓下から車体側に移設されます。これによりテールランプの形状が横型から縦型コーナーランプへと変更されました。

1974年11月初めてのマイナーチェンジが実施されます。1.4Lモデルは三角窓が廃止されると同時にフロント周辺のデザインを大幅に変更しデリカ1400コーチとなります。従来の三角窓付き・2灯式ヘッドランプモデルは全てランサーの1200ccモデルと共通の1.2L・OHVガソリンエンジン(4G42・ネプチューン70エンジン、最高出力70ps)に統一され、廉価版のデリカ1200コーチとなりました。

そして1976年5月デリカ1400/1200コーチシリーズを廃止され、乗用モデルは1979年のフルモデルチェンジで「スターワゴン」として復活することとなります。

2代目:デリカスターワゴンとして再出発を果たします。

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1979年6月、初代デリカ1400コーチ/1200コーチの後継車種として登場。9人乗り標準ルーフのみでエンジンは1.6Lサターンで86馬力。ワンボックスカー初の5速MTが採用されています。1981年9月には、XLスーパーに2、3列目対座シートを標準装備とし、ATも設定されました。
1982年10月、4WDを追加。このモデルはフォルテのシャーシにデリカのボディを組み合わせたもので、大径タイヤが装着され最低地上高も高い。既存モデルはマイナーチェンジでヘッドランプが丸形2灯から角形2灯となり、1.8L車はフロアシフト化で8人乗りとし、ロングボデーの4列シート10人乗りと2.3Lディーゼルを追加しています。「多くの人と多くの荷物を運ぶ」という初代からの考え方が変わっていないためかドンドン大型化の道を歩んでいます。

そして、1983年11月に4WDは2.0Lの4G63Bに変更されます。セカンドシートを2人掛けのキャプテンシートとしたエクシードを2WD/4WDそれぞれに追加。ここで乗用の高い要素が盛り込まれここからデリカは乗用車としての道を歩き始めます。1984年2月には2代目としての最後の改変があり、4WDに4D55型2.3Lターボディーゼルを追加します。このあとは3代目へと移っていきます。

3代目:現在のデリカの原型はここでようやくできあがります。

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標準とロングの2種類のホイールベースに、平屋根のエアロルーフかハイルーフが組み合わされることになった3代目。ワゴン2WDには、ハイルーフに多くの天窓を追加したクリスタルライトルーフが設定され、世界初の電動サンシェードも備わりました。

1986年6月、2代目からガラッと変えてフルモデルチェンジを行い、今日のデリカの礎を築きます。1988年9月には3代目としては初めてのマイナーチェンジが行われます。フロントにスリーダイヤマークが付き、ここから現在の三菱同社のあのロゴマークで統一されることになりました。また、4WDディーゼル車にATが追加されています。

1990年9月マイナーチェンジが行われ、ヘッドランプのロービームのみ異形プロジェクターに変更し、ガーニッシュも追加されて顔つきが変わりました。そして、1992年8月には、4WDエクシードにアルミホイールが標準装備され、バックドアのエンブレムが「MMC」から「MITSUBISHI」に変更され、これで現在のデリカの原型となりました。

1994年5月にはデリカスペースギア発売されました。デリカスターワゴンはグレードを整理して販売を継続するものの、グレードは廉価帯のGLXとXのみの設定となります。パワーウインドウスイッチの形状、運転席ヘッドレストの形状を変更、エンブレム類が非装着となりました。

1997年10月デリカスターワゴンとしては最後のマイナーチェンジが行われ、フロントバンパーの形状変更、そしてエアバッグの標準装備、フロントウインドシールドの取り付け方など細部を変更し、翌年1999年12月に販売終了となります。

4代目:3代目でデビューしたスペースギアがさらなる進化を遂げます。

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1994年5月、デリカスターワゴンの後継として販売が開始されました。スペースギアとボディを共有する貨物自動車・ライトバン仕様であるデリカカーゴも同時発売となります。1995年2月には、特別仕様車「ジャスパー」を発売。2.8L ICターボディーゼルをベースに、機能を充実させてボディー色にピレネーブラック/カイザーシルバーを設定しています。

1997年1月、特別仕様車「ジャスパー」を発売します。2.8L ICターボディーゼルXGをベースに、内外装・機能を充実させました。エクステリアには、15インチアルミホイール、カラーバンパー、マルチモードABS、寒冷地仕様、大型フォグランプなどが新規で追加されました。インテリアでは、3連メーター(傾斜、外気温、電圧)、キーレスエントリーシステム、プライバシーガラス、など多彩な装備を採用しています。ここで乗用としてもオフロードとしても使える車が出てきました。

1997年6月、4代目として初めてのマイナーチェンジが行われます。4WD車の後席への乗り降りのしづらさが指摘されていたため、電動サイドステップがスライドドアに採用されました。

そして、1997年9月特別仕様車「シャモニー」を発売します。V6 3Lガソリン仕様を追加。テールゲートに「CHAMONIX」のデカール、メッキタイプ「DELICA」マークが装備されました。このシャモニーは現在でも販売されており、特別仕様車がここまでのロングランとなることは珍しいことです。

2002年8月、ディーゼルエンジン搭載車・2WD車を廃止し、平成12年排出ガス規制が施されたV6・3Lガソリンの4WD車に集中する体系に変更されます。2005年10月にはロングボディ車が廃止され、標準ボディのスーパーエクシード・シャモニー・特別仕様車のアクティブフィールドエディションのみに整理されます。この3年間で多岐にわたっていたモデル体系の再構築が行われています。

そして2006年11月、スペースギアは生産を終了します。後継は、デリカD:5となりました。このモデルは12年8ヵ月と国産乗用車としては当時、かなりの長寿モデルとして知られていました。

5代目:いよいよ現行車両D:5が登場します。

Source: http://www.mitsubishi-motors.co.jp/delica_d5/styling/

2007年1月、デリカD:5が販売開始されます。なお、この時点では4WDのみの設定です。従来モデルよりも乗車位置を低くしたことや、従来モデルで懸念されることのあった横揺れを軽減しています。アウトランダーの三菱・GSプラットフォームを採用し、FFベースに一新されました。Mを除く全車にパドルシフトを装備しています。

2007年12月、スターワゴンやスペースギアでも設定された冬季特別仕様車「CHAMONIX」(シャモニー)を発売。バッテリー容量を拡大したほか、前席シートヒーター、速暖式リヤヒーターや、運転席電動パワーシートなども装備しています。2列目シートをキャプテンシートとした7人乗り仕様も設定されました。

2008年5月D:5としては初めてのマイナーチェンジを行います。特別仕様車「CHAMONIX」で採用されていた2列目キャプテンシートの7人乗り仕様を一部グレードに標準設定するほか、同じく「CHAMONIX」で採用されていた電動パワーシートやシートヒーターも一部グレードにオプションとして追加設定されました。今後シャモニーは第7期まで販売されることとなります。2009年2月、特別仕様車「EXCEED」の発売開始。装備を厳選しながらも7インチワイドディスプレイHDDナビゲーションシステム(MMCS)や木目調のインテリア、4WD車と同じフロントグリルを装備していました。

2009年12月には2WD車をマイナーチェンジしています。
エンジンを燃費性能に優れた4B11型DOHC16バルブMIVEC 2.0Lエンジンに変更し、燃費を大幅に向上しています。また、同日に特別仕様車「EXCEED II」を再発売しています。
2010年10月特別仕様車「CHAMONIX(シャモニー)」の第4期モデルを発表し、販売開始。
2012年12月26日にマイナーチェンジを行い、前身車種のデリカスターワゴンやデリカスペースギアなど、歴代デリカのディーゼルファンの強い要望に応え、4WD車にミニバン初のクリーンディーゼルエンジン車を追加設定しました。このディーゼルエンジンは今日に至るまで続いています。グレード体系は「D-Power package」と「D-Premium」の2グレードが設定されました。
2015年11月には一部改良並びに特別仕様車「CHAMONIX」の第7期モデルを発表しこれが現行のシャモニーとなっています。電動スライドドアにワンタッチ開閉スイッチを採用することとなりました。また、特別仕様車「CHAMONIX」は7インチWVGAディスプレイメモリーナビゲーションMMCSの設定が見直され、装着有無の選択が可能となりました。

デリカD:5(4WDクリーンディーゼル)のスペック

Source: http://www.mitsubishi-motors.co.jp/delica_d5/styling/

全長(mm):4,730
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,870
乗車定員:7or8
最小回転半径(m):5.6
燃費(km/L):13.6
総排気量(L):2,267
最高出力「ネット」(kW[PS]/rpm):109[148]/3,500
最大トルク「ネット」(N・m[kgf・m]/rpm):360[36.7]/1,500~2,750
燃料:軽油
タンク容量(L):64

三菱 デリカの中古車情報

今まで多くのモデルを生み出してきたデリカですので中古車としても多数存在していますので好きなモデルや程度を探すことができます。下記にリンクを貼っておきますので是非チェックしてみてください。


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まとめ

Provision

※イメージ画像

三菱デリカについてご紹介しいました。1969年にデリカコーチとしてデビューして以来3度の車名変更を経て現在で47年、約半世紀にわたって走り続けているクルマです。D:5は新車として三菱のディーラーで取り扱いがあります。そして4代目はまだ中古車市場でも手に入りますので探してみてはいかがでしょうか。

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