アルファロメオ4Cは、アルファロメオが社運を賭け開発した1.8Lエンジン搭載のスーパーカーです。伝統の1750エンジンを使用し、次世代への架橋となるスーパーカーの魅力や実力を徹底検証していきます。
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アルファロメオ4Cとは

アルファロメオ4Cは、イタリアの自動車メーカー・アルファロメオが製造販売している2シーターミッドシップスポーツで、アルファロメオ社にとっては初のミッドシップの量産市販車でもあります。2011年にコンセプトカーを発表後、2013年に市販モデルが正式に発表され発売に至りました。また日本仕様についても2014年より発売が開始されています。
アルファロメオ4Cの名前の由来について
アルファロメオ4Cの「4C」は「4 cylinders」に由来しています。最高出力240PSを誇る1,742cc直列4気筒DOHC16バルブインタークーラーターボエンジンを搭載していることから4気筒を指し示す「4C」をそのまま車名として採用しています。
アルファロメオ4C(ABA型)の特徴
アルファロメオ4Cは、社の威信をかけて開発したコンパクトな車体が特徴のスポーツカーです。それゆえにボディをはじめさまざまな特徴をもった車で、日本車にはない魅力をたくさん詰め込んだ車です。
軽量化されたボディ

アルファロメオ4Cは市販車ベースでは活気的ともいえるフルカーボンモノコックボディを採用しています。これはF1マシンなどに採用されているボディ構造で、このボディを使用することで大胆な軽量化を実現しています。モノコック単体の重量は65kgしかなく、車両重量も895kgと超軽量なスポーツカーで、カーボンを使用していることで剛性も抜群です。
随所に見られる画期的なデザイン
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1967年に発売されたTipo33/2Stradaleはあらゆる時代のクルマの中で最も美しいと評され、そのDNAを受け継ぐアルファロメオ4Cは、シルエットがTipo33/2Stradaleとオーバーラップするほど美しいラインを描いています。またメーカー純正のアロイホイールはデザイン工学を取り入れた格好よい作りとなっており、さすがイタリアと思わせるセンスを感じます。
秀逸なデザインが生み出された背景
風に走りのことを何よりも優先した純粋でロマティックなスポーツカー! だからこそ魅力溢れるデザインは、この車の性格を見事に表した官能的なものです。走りの気持ちよさなら、ロードスターでもよいのではないかとか、ラグジュアリーにツーリングもできるポルシェと値段が変わらないではないかとか、まったくごもっともな意見なのですが、デザインを考えたならば、アルファロメオ4Cの魅力は際立ってきます。アルファロメオ4Cを手に入れるほんとうの価値はここにあるのではないかと思えます。
アルファロメオに限らずイタリアのスポーツカーのデザインが明らかに優れているのには、カロッツエリアの存在も大きかったはずです。もともとは馬車の時代に車両そのもののシャーシにのることになるボディを作っていた専門業者のカロッツエリアは、その伝統に従ってやはり初期の自動車のボディを作っていました。次第にカーデザインを提供する会社になっていったカロッツエリアとアルファロメオは関係が深く、特にクーペやスパイダーのラインナップに多く携わって、実に美しい名車を生んできました。ジウジアーロやピニンファリーナなどは皆アルファロメオを作ってきたのです。
この流れが変わってきたのはMITOの頃、限定車的な8Cでの習作をへてMITOからアルファロメオのデザインはアルファロメオチェントロスティーレ(デザインセンター)による社内のデザインとなっています。この流れに先立ってアルファロメオからは続々と今のヨーロッパの自動車デザインを担う人材が輩出されています。ニキ・ラウダとともにスクーデリアを勝利に導いたルカ・ディ・モンテゼーモロはフィアットに抜擢されたのち、大不振に陥っていたアルファロメオをフォードに買われる前に手入れることに成功します。
モンテゼーモロは辣腕を振るい156の成功をもたらします。ヨーロッパ・カーオブザイヤーに輝いた、この車をデザインした責任者がワルター・デ・シルヴァ、現在はフォルクスワーゲングループに移籍しています。アウディの現在の評価はこの人が築いたともっぱらの評判です。この後、ジウジアーロのアルファロメオ・ブレラなどの、いかにもそれらしいカッコイイ車が登場しながらデザインチームもどんどん力をつけていきます。アルファロメオチェントロスティーレではヴォルフガング・ヨーゼフ・エッガーがアルファロメオ・8Cコンペティツィオーネに辿り着きます。わずか500台のコンセプトモデル的なこの車のデザインはMITOで結実して、ジュリエッタ、4Cと続く今のアルファロメオのデザインコンセプトになります。
ヴォルフガング・ヨーゼフ・エッガーは8Cのあと、やはりフォルクスワーゲングループに引き抜かれてワルター・デ・シルヴァの後任としてアウディに関わっています。これはまさしくヨーロッパカーデザインの現在を物語っているのです。そしてこの間のフィアットを率いたのは名だたる伊達男ルカ・ディ・モンテゼーモロ、貴族の娘の私生児でアニエッリの隠し子ともいわれるイタリア社交界のスターです。
フィアットの先代帝王ジャンニ・アニエッリが亡くなった2003年頃フィアットには現在のトップ、セルジオ・マルキオンネがやってきました。メルセデスベンツが投げ出したクライスラー統合を見事に成功させた敏腕ビジネスマンです。フィアットはジャンニ・アニエッリの弟にゆだねられましたが何と翌年に急死。ジャンニ・アニエッリの娘の子供、30歳半ばのジョン・エルカーンが継承者となりました。事実として今のフィアットはモンテゼーモロを放逐してマルキオンネ=エルカーン体制となっています。モンテゼーモロの華麗な生き方が投影されたようなアルファロメオの車にも変化が訪れようとしています。
ここまで続いてきた4Cに反映されるデザインですが、アルファロメオがこだわった官能的な時代はもう終わりかもしれません。デザイン面の話というよりも、効率やラグジュアリーな志向だけでなく、たまらなく愛おしくなるような純粋な魅力を放つ車は、とりあえず最後のものになるのかもしれません。
アルファロメオ4Cの購入諸費用・維持費・車検代
スーパーカーとしては格安と言われ、比較的手が届きやすい位置にいるアルファロメオC4ですが、それでも747万という車両本体価格、そして購入時にかかる諸費用などはとても気になるところです。ここではアルファロメオC4購入時、購入後に必要な費用についておおまかに探っていきます。
購入時の諸費用について
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アルファロメオC4は、走りを追求したモデルであるがゆえに標準でオーディオレスというとてもスパルタンな仕様になっています。車両本体価格にオプション代、そして諸費用(法定費用、販売店手数料)を含めると車両本体価格の25~30%ほどの金額を用意する必要があります。車両本体価格は税抜きで745万円のアルファロメオC4では900万~950万ほどの乗り出し価格になると予想されます。
購入後の維持費について
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車を購入すると、次に考える必要があるものが維持費です。常に良好な状態で車を維持するためには、欠かすことなく定期的な維持管理が必要となってきます。
税金関係は?
車を購入すると毎年4月に自動車税の納付義務が発生します。1,8Lエンジンを搭載するアルファロメオC4は年額39,500円の自動車税が発生します。
オイル交換などの定期メンテナンスは?
オイル交換代が高いとされている外車ですが、アルファロメオC4に関しても日本車の倍以上の金額が必要となります。指定オイル使用を推奨されている上、ほとんどの場合、正規ディーラーでのオイル交換を実施するためで、1回のオイル交換につき35,000~40,000円の費用が必要となります。
日常のガソリン代は?
ハイオク仕様で、燃料タンク容量が40LのアルファロメオC4は満タン給油で約5,000円のガソリン代が必要です。カタログ値での燃費が約12km/Lとなっており理論上は1回の給油で480kmほど走行が可能で、東京から高速道路で京都近くまで無給油で走行できる計算となります。
車検にかかる費用は?
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新車購入後は2年、それ以後は3年ごとに法律で義務付けられている車検は、あらがじめ費用の算段を立てられ、前もって資金計画がしやすい項目です。しかし外国製の車は、国産車に比べて部品代、整備費用などが割高となる事実も把握しておく必要があります。アルファロメオC4の場合初回車検では20万円以上、2回目以降の車検では状態に応じてそれ以上の車検費用が必要となります。車検時の法定費用は国産車と同じであるため、それ以外の費用が高くなっています。
アルファロメオ4Cのエクステリアの特徴
夢のスタイリングを手に入れた現代の名車

チェントロ・スティーレ(アルファロメオデザインセンター)が生み出した現代の最高傑作の一つでもあるアルファロメオC4は、コンパクトに、俊敏に、パワフルに、躍動的に、そして純粋に。そんなコンセプトから形になっており、ドライバーが次々にコーナーを攻め続けることを現実のものする画期的なスタイリングをしています。
視界関連は最先端!
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走りを追求したモデルで快適装備などを徹底的に排除したアルファロメオC4ですが、公道をスポーツ走行する上で重要なヘッドライトやリアテールランプなどはLEDを使った最先端の仕様となっています。レーン移動の際に瞬時にサイドミラーを確認できるように高級車にありがちなヒーテッド機能付きドアミラーを採用するなど、安全面への配慮がなされています。
アルファロメオ4Cのインテリアの特徴
かつてのF1での栄光を今に伝えるコックピット

アルファロメオC4に乗り込むと感じるモータースポーツの世界! それはかつてF1において無敵を誇った時代の面影を今に伝えており、全てが緻密なまでの機能性を実現しています。ドライビングパフォーマンスを最大限まで引き出すため、余分なものを徹底的に排除し、真に必要とされるものだけを備えています。アルファロメオのレーシングスピリットを体感できるレーシングカーを思わせるデザインのシートは快適でありながら、最適なドライビングポジションを可能にしています。
シンプルで機能的なメーター類

まるでF1マシンかと思うようなコンパクトかつ機能的にまとめられた運転席まわりは、これから始まる夢のドライブへの意欲を掻き立てるデザインとなっています。無駄を排除したと言っても、メーター類はしっかり機能的かつ先進的でTFTカラーディスプレイのデジタルメーターパネルが採用され、スポーツ走行時でも抜群の視認性を誇っています。
感性にまで忠実な性能を引き出すアルファTCT
誰にでも容易に性能が発揮できるのは結構なことだけれども、自分の技術が生かせない電子制御まかせの運転ではアルファロメオ4Cのような車の意味がないではないかと考えることもありえます。もちろんそのことは考えられていてアルファTCTはAlfa Romeo D.N.A.システムで制御されます。ドライバーのテクニックを発揮するべきシチュエーション、特にサーキットなどで生かせるモードとして他の車種の3つの制御に加わる4C独自のものが追加されていて、それが「Alfa race」モードです。
「Dynamic」モードは、シフトチェンジの時間を最大で「Natural」モードから25パーセント短縮して、エンジン制御プログラムはアクセルレスポンス重視に切り替わります。ある程度までのドリフトを許容して、操作したステアリングホイールの角度とドリフトによるスリップが危険な領域だと判断しない限りESCを介入させません。
「Natural」モードは、アルファロメオが考える普通に街中を走るためのモード、標準として提供するセッティングになります。快適でスムーズなことがなによりで無理はしません。Alfa TCTはセミオートマとしてパドルシフトでギアを指定しながら走れますが、その場合でもアシストは怠りません。回転数がレッドゾーンに近づけばシフトアップはしますし、毎分1,000回転以下になればシフトダウンします。デフロックはアルファTCTが制御する電子式です。こちらも標準的に片輪の空転が起こった時に作動します。
「All weather」モードは、悪天候や悪路の走りを意識したセッティングになります。ドライバーがしっかり対応できなくても、問題のあるアク セル操作には制御をかけて挙動が破たんしないようになります。ASR(アンチスリップレギュレーション=トラクションコントロールのこと、駆動力の適切電子制御)の機能を基本に忠実に発揮させます。制御はエンジン出力のコントロールとブレーキを使って行います。ドリフト状態にならない方向で安定性も確保します。
4Cに独自に追加された「Alfa Race」モードは、出来る限りの電子制御を排除したセッティングです。未熟なドライバーには危険を伴うモードなため「Dynamic」モードから、さらにスイッチを数秒間押し続けなければこのモードには遷移しません。ドライバーの意思を最大限尊重できて、なおかつどうしても危険な状態、ABSが作動するような緊急回避時などにはESCが作動してくれます。サーキット走行などでコーナーを攻め切った時、外荷重によって片輪の空転が起こった場合でも、電子制御式ディファレンシャルがロックしてトラクションを損なわないようにするのも「Alfa Race」モードの重要な役割です
アルファロメオ4Cのラインナップ
手が届くスーパーカーとしてその作りが世界中から評価されているアルファロメオ4Cの2016年現在発売されているラインナップをご紹介いたします。
アルファロメオ4C:夢が現実となったスーパーカー

一目でアルファロメオ4Cとわかるフォルムがとても印象的で、1.8Lエンジンながらもターボチャージャーと軽量化されたボディ構造で、大排気量スーパーカー並の加速性能を誇ります。3,989mmと日本の軽自動車ほどの全長、そして全体的にコンパクトなボディからは想像もつかない走行性能を誇るモンスターマシンです。
インテリアの志向はドライビングへの集中がテーマ。素材そのままにパッセンジャーセルはカーボンがむき出しになっていて、余計なものには気を取られないシンプルさながら、特別な素材で形作られたアルファロメオ4Cの価値を思い知らせます。2座席の車内はふたりのためというよりもドライバーオリエンティッド、インパネに配置されるものはドライバーに向けて配置されます。シンプルな見かけですが、質感は高く、熱間成型製(ホットスタンプ)のシェルとなっています。熱間成型は高張力鋼板を冷間でプレスするよりも手間はかかりますが、たわみなく精度と強度をより強くできます。欧州では高級車で採用されている方法です。
視線の集中するメーター類は進化した「アルファ ロメオD.N.A.システム」に連動して表示を変えるTFT液晶式のマルチディスプレイを搭載。デジタル表示の速度計に対してタコメーターは丸いディスプレイ全体を囲むようにしてアナログで示されます。特にスポーティな車で見られるようになった速度をデジタル、回転計をアナログにするというアイディアはとても合理的。ドライバーへのインフォメーションとして人間の生理にあった感覚だといえます。それぞれに必要な情報をひと目で把握するために行きついた形です。
マルチインフォメーションの周囲となっているタコメーター付近にはオドメーター、トリップメーター、燃料計、水温計、時計、外気温計が並んでいます。マルチインフォメーションディスプレイ内には常時現在のギアと速度が表示されて、下半分は「Dynamic」「Natural」「All Weather」そして、アルファロメオ4Cで新しく加わった「Alfa Race」モードそれぞれに必要な情報を表示します。ブースト圧、油温などに加えて「Alfa Race」モードでは前後左右の加速度を示す加速度計が現れます。
ペダルやフットレストはアルミ軽合金製で軽量化にこだわった4Cに相応しい素材と演出がなされます。
そっけないほどシンプルなカーボン基調の車室空間の中で、変わらず機能重視のシートはフレームこそ強化型複合材に軽量パッドを組み合わせたものですが、レザー、ファブリック、アルカンターラを選択できます。人の接する部分では充分な感性からの満足を得られるようにしてあります。
ドライブの喜びを至上とするスポーツカー、アルファロメオ4Cならではのチョイスといえるでしょう。
メーカー希望小売価格:8,067,600円(税込)
4C SPIDER:遅れて登場したアルファロメオの真打!

ロールバー状のBピラーを持つ、いわゆるタルガトップで屋根の部分はソフトトップになっています。クーペの4Cとは違いリアウィンドウもなくなっていて、エンジンは左右に大きな開口をもったカバーでおおわれています。イメージカラーもクーペのアルファレッドではなくプロトタイプイエローを推してきました。ヘッドライト部も形状が変わっています。
アルファロメオ4Cは普通ではありえないような車。ちょっとした孤高のきらめきを放つ、異彩な車です。車の性格と性能を考えるとライバルとなるのはロータスエリーゼだと思いますが、スパイダーになるとますますそんな感じです。
アルファロメオ4Cスパイダーはオープントップとなったことに加えてパッセンジャー後方にロールバー的な構造を残したためハッチバック的にリアミッドシップのエンジンを見せびらかすことを止めました。ガラスエリアが高い重心位置からなくなることは好ましいことです。
加えてここにはエンジンカバーとなるテールゲートが新しく造形されています。ここにふたつの口を開けているエアアウトレットは力強い盛り上がりでたくましくデザインされていてスパイダーのシルエットを引き立てています。
メーカー希望小売価格:8,618,400円(税込)
Alfa Romeo 4C - Alfa Romeo Japan オフィシャルサイト
アルファロメオの新古車、中古車について

おすすめの中古車情報ポータルサイト「GOOネット」では、全国から選りすぐりの良質なアルファロメオ4Cをラインナップしています。マニア受けするモデルだけに取り扱い絶対数が少ないものの、発売からまだ時間が経っていないため年式の浅い中古車や、登録未使用車など選ぶにふさわしいモデルが掲載されています。
4C(アルファロメオ)の中古車情報・見積り(1〜18件) | Goo-net中古車検索
全国の4Cの中古車情報(1〜18件)はGoo-net(グーネット)。価格・年式・走行距離からご希望の車を検索・見積りできます。中古車物件情報が30万台!全国のアルファロメオ(4C)の中古車検索・見積りなら日本最大級の中古車情報サイトGoo-net!
やはりスーパーカー的な乗り心地?
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初のミッドシップ量販車として、そしてスーパーカーとして非常に魅力的な車でもあるアルファロメオ4Cは、多くの試乗体験レポートが寄せられています。購入前にどんなフィーリングの車なのか気になる方はリンクを参照下さい。
アルファロメオ4Cに試乗しました 前編 - 王様、ポルシェに乗りたくない男を探すなんて無理です
私はボクスターの前はアルファ159を所有しており、アルファロメオは常に気になっているメーカーです。4Cも発売前(159所有時代)から気になっていたモデルでしたが、幸運にも試乗する機会がありました。ボクスターを含めて、今まで乗ったどんな車ともかけ離れていました。強烈な個性と楽しさを持つ車でした。 ディーラーの担当の方から…
次期アルファロメオ4Cのモデルチェンジ情報

2013年の正式発表後には、北アメリカやヨーロッパ市場で、2014年からは日本市場でも発売されているアルファロメオ4Cですが、現行モデルで絶版となる可能性を示唆する噂が多く流れています。派生モデルでもある4C SPIDERについても2020年で生産中止になる可能性が高いとされています。これは主力市場でもあるアメリカにおいて販売が伸び悩んでおり、シボレーなどに対抗するにはより付加価値の高いモデルの投入が必要と考えられているからです。2016年以降は、イヤーモデルとして改良を加えたモデルが登場すると予想されますが、今後新モデルへの統合も噂されています。
アルファロメオ4Cの過去モデルをご紹介

日本では2014年から発売開始されたモデルであるアルファロメオ4Cは、過去モデルが存在しない新しい車です。ここでは日本発売からのイヤーモデルをご紹介していきます。
期待度マックスで販売された4C(2014年)
日本発売開始を待ちきれない人が並行輸入で購入していた2014年、満を辞して発売されたモデルで、アルファロメオ伝統のエンブレムと特異なフォルムをまとったスモールスーパーカーにファンは熱狂していました。排気量などの車格から考えればば高額な価格も、スーパーカーとして見れば手の届く価格として納車待ちも発生したモデルです。
成熟味を帯びてきた2015年モデル
2014年のモデルと変更点はないものの生産を重ねるにつれて成熟味を帯びてきたモデルです。親会社のフィアット独自開発の6速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)をAlfa TCT (Twin Clutch Technology) として採用しAT設定のみの設定で、女性にも乗りやすいことから都市部を中心に女性からも一定の評価を得ています。
スーパーカーだけに燃費は悪い?
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スーパーカーと聞くと燃費の悪さを上げる向きもありますが、このアルファロメオ4CはJC08モードで12.1km/Lとスーパーカーとしては良い燃費性能を実現しています。車の性質上、燃費は二の次と考えるのが妥当ですが、それでもカタログ値とはいえ12km/Lの燃費達成は特筆すべきものがあります。
アルファロメオ 4Cの燃費一覧。全国のオーナーからの給油情報を元にした実燃費が分かります。クルマの乗り方によっても燃費は大きく異なります。車レビューも参考になります。
また、アルファロメオ4Cの中古車をお探しの場合、厳選された良質なモデルを多数取り揃えているGooネットでの検索がおすすめです。
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アルファロメオ4Cの口コミ・評価・感想
オーナーレビューはどうなっているのか?
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コーナーでは泣きたくなるほど。ドライバーとクルマの運動神経が直結され、思った通りのラインでタイトベントを駆け抜ける。まさに、路面に張り付いたままのオンザレールで、クルマの限界が公道では見えてこないほどです。コーナーから立ち上がる際のエキゾーストノートもイタリアンスーパーカーのそれ。気が付けば、ドライバーは無言になり、ドライヴィングに専念している。
実にスパイシーでセクシーな4C。0-100km/h加速は、4.5秒と同社最速。それでいて、省燃費性にも優れるスーパースポーツカー。
Source: review.kakaku.com
ハードなレースシーンを掻き立てるドライなセッティングは、車との一体感を味わえるアルファロメオ4C独特の乗り味です。左右2本出しのマフラーが奏でるエキゾーストサウンドは、かつてF1で活躍していた往年のアルファロメオを思い起こすもので、これぞイタリアンスーパーカーの真髄と感じる瞬間です。
まず、最初に走ってみた感想は「これ本当に1750cc?」と感じるほどのパワーのあるエンジン。ターボも相まっ てスタートダッシュでは恐ろしいような加速をします。勿論、車重が軽いという事も 有りますが、低速・高速での不満な点は感じられません。キーを回してエンジンがかかると、マフラーからはジュリエッタのエンジンをベースにしたとは思えない程の音がします。
Source: review.kakaku.com
実際の排気量とはかけ離れた抜群の動力性能を誇るエンジンは、ターボチャージャーを装着されスーパーカーに相応しいレスポンスを感じる一台です。足回り同様にスパルタンな味付けで、高速域まで一気に吹き抜ける爽快感抜群なエンジンが魅力的です。
動画でもわかるアルファロメオ4Cの実力
百聞は一見にしかず! アルファロメオ4Cの真の実力は、動画で見ることにより一目瞭然です。発売前から評価の高かった走行性能や全体的なインプレッションがわかりやすく解説されています。
アルファロメオ4Cオーナーのブログ紹介
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マニア向けのモデルとして世界的には評価の高いアルファロメオ4Cは、日本のオーナーブログなどでもその性能やうつくしいスタイリングが評価を受けています。オーナー視点ならではの細かい評価も垣間見ることができ、購入をお考えの方にはとても参考になるものです。
アルファロメオ4Cを購入しました 2&4REVIEW/ウェブリブログ
2&4REVIEWのアルファロメオ4Cを購入しましたに関する詳細記事。(Powered by BIGLOBEウェブリブログ)話が前後しましたが、アルファロメオ4Cを購入しました。デビュー時からスタイルとカーボンタブが気に入り、欲しいと思いながらもなかなか踏み切れずにずーっと思いを巡らせていました。が、踏み切ってしまった今思えばカーボンパーツやオプションパーツが豊富に付いて買い得なローンチエディションの帰るタイミングに決めておけば、とわずかに後悔もしてます。まあ、左ハンドルというのがかなり引っかかってましたけど。
アルファロメオ4Cのライバル車
スーパースポーツカテゴリーで圧倒的な加速性能を見せるアルファロメオ4Cには、世界中の2シータースポーツがライバルとして存在していますが、ミッドシップレイアウトで考えるとライバルは限られてきます。ここでは最大のライバルと目されるポルシェ・ケイマンについてご紹介いたします。
ポルシェ・ケイマン:世界中が憧れるスポーツカーブランド

ポルシェブランドの中では価格、性能ともにアルファロメオ4Cと真っ向勝負となるライバル車がケイマンです。ポルシェの入門モデルとして世界的な人気となっており、300PSを誇る2.0Lエンジンから繰り出される圧倒的な動力性能が魅力的な車です。車体重量の差で、初速からの加速性能はアルファロメオに軍配があがりますが。ポルシェというブランドの持つ信頼性や知名度では右に出るものがいないほどの神域に達している車です。
【ポルシェケイマンの魅力に迫る】ミッドシップクーペボディが生み出す軽快な走り|
ポルシェと言えばRR(リアエンジンリア駆動)の911ですが、ミッドシップにエンジンを搭載するケイマンは911以上にスポーツ走行に適したモデルです。発売当初はポルシェの入門的な存在でしたが、今ではケイマンならではでしか味わえない走りに魅力を感じているファンも多くいます。そんなポルシェケイマンの魅力に迫ります。
アルファロメオ4Cのまとめ

フィアット傘下で、先行き不透明感のあったアルファロメオ社が社運を賭け開発した車が「アルファロメオ4C」です。4気筒1.8Lとスーパーカーとしては小排気量ながらも、走りに特化したその性能は、ワンクラス上のスーパーカーをも凌ぐものです。F1マシンをイメージするフルカーボンモノコックボディは強靭な剛性感を生み出すだけでなく軽量化にも寄与し、1トンに満たない車体重量から繰り出される加速感はクラス随一とも言われており、ライバルとされるポルシェ・ケイマンを圧倒しています。
ピュアに走りを追求し、無駄な装飾を一切行わず、それでいて安全装備はしっかり装備されたアルファロメオ4Cは、走る歓びを世界一与えてくれる車の一つです。しかし2020年には別モデルとして生まれ変わるという噂もあるため、現行モデルで絶版となる可能性もあります。往年のF1で活躍したアルファロメオのレースのDNAを受け継ぐ唯一のモデルとして2016年以降のメーカー動向にも注目のモデルです。