どっしりと落ち着いた感のあるシルエット、そしてこのバイクの「武器」でもある収納力。デザインと収納性に目が行きがちですが、VOXの持つ魅力はそれだけじゃありません。バイクとしては少し異色の部類かもしれないデザイン、だけど魅力あふれるヤマハ発VOXの「魅力」とは?
CONTENTS
ヤマハ VOX
「バイクというよりスクーター?」そんなシルエットを持った少し変わったバイク、ヤマハVOXとはどんなものなんでしょうか?

2014年3月の主要スペック
型式:JBH-SA311
全長:1,855mm
全高:1,045mm
シート高:735mm
全幅:685mm
ホイールベース:1280mm
ヤマハとは
元は楽器など音楽事業から始まったヤマハ。事業拡大に伴い自動車産業にも手を広げ、バイクや車の部品などの販売でも知られています。
バイクと言ったら大体がこのような形状を想像されるかと思います。しかしヤマハVOXの場合は、少し変わった印象。
ヤマハ VOXとは
一見するとスクーターと言った方が近いフォルム。見た目よりも大きくゆったりしたサイズです。では他のバイク、スクーターとどこがどのように違うのか?

VOXの魅力
・よく言われる最大の特徴が収納力。サドル部分、画像で言えばグリーンの部分が収納スペース。容量は34リットルが基本のようです。ちなみに横に開きます。
・残り燃料や走行距離等が一目で分かる、大きく見やすいメーター。
・給油口が足元にあるので、いちいちトランクを開けることもないそうです。
・収納スペース以外に、ヘルメットホルダーが存在。位置はシートの下にあるトランク。(VOXデラックスの場合)
・エンジン系統も、エコや走りや燃費の向上を両立させたものに改良。(VOXデラックスの場合)

Source: http://www.yamaha-motor.co.jp/mc/scooter/vox/feature.html
VOXデラックスのメットホルダー。
ヤマハ VOXの価格は?
新車で20万円前後が基本のようです。勿論、店や年代等にもよりますが。「安かろう悪かろう」なんてことにならないようにして下さいね。
新車価格

¥226,800(楽天価格)
2016年のモデル。ブラックというだけで途端にシャープで洗練されたイメージに変わりますね。元々のデザインも中々のものですが、モノトーンというもの、より印象のキレを増してくれます。外見だけで、素早い走りが期待できます。これで20万円を高いと見るか、安いと見るかですね!
プロフィール
年式:2016年 新車
型式:JBH-SA52J
排気量:49cc
ミッション:AT
シート:735mm
燃料タンク:4.5リットル

こちらは一転カラフル。しかし色合いやワンポイントが疾走感を与えるバイクです。上同様、楽天でのオンライン購入でこのお値段です。店頭で買うと10万円台の場合もあれば、保証書がついてくることもあります。どちらがいいかは、各自熟慮の上、ご購入をしてください。スペック、型式は上と同じです。
中古車価格
やっぱり中古ともなれば値段はグッと、という程じゃありませんが下がりますね。一番高くて20万。モノや店によっては5万円台で買うことだってできます。「じゃあ、安いほうにしよう!」となるところですが、安全性も気になります。信頼できる店を探しましょう。

Source: http://item.rakuten.co.jp/hatoya/0352u-yono/
¥158,760(税込)
年式:2009年
中古車
保証:メーカー保証で2年間
整備:整備渡し
排気量:50cc
ミッション:AT
走行距離:2,219km
盗難防止装置付き、販売店及び通信販売可能。
Source: item.rakuten.co.jp
お店によってはちゃんと整備を済ませて、保証書を着けた状態で売ってくれることもあります。その辺を見極めてのご購入をお勧めします。
主な中古車販売店
販売店
・瀬谷モータース
・レッドバロン
・バイク王
など。実際に物を見られるのが利点と思われます。
Provision
こんな感じで気のいいオジサンが色々教えてくれそうです。バイク初心者、或いは不安な方はお店の人に聞くのが一番いいでしょうね。
ネット販売店
・GooBike
・価格.com
・Bike Bros
など。色々見られますし、口コミなどで評価を見て判断することがネット通販での強みですね。
ヤマハ VOXとヤマハビーノを比較
同じくヤマハから、「ビーノ」というモデルが発売されています。シルエットがほとんど似ているため、バイク初心者の方には混同される方も多いかもしれませんが、様々な面で比較していきます。

何だかVOXよりもより曲線の多いデザインですね。座席部分の盛り上がりがバイクっぽいと言えばぽいかもしれません。では、あらゆる角度での比較検討をしていきます。
価格
価格はビーノもVOXもそう変わらないようです。新車で20万前後、中古で大体一ケタ万台といったところです。
性能
乗り心地
やっぱり、バイクたるもの気になるのは性能。ビーノの方が曲がりやすいなどのご意見もありますが、慣れればVOXでも快適だとの声もまたあります。先に挙げたようにVOXデラックスでは、スペックこそ従来と変わらないようですが、走りの性能も向上しました。
収納力
VOXの武器はその収納力。メットイン、つまりヘルメットを複数入れられます。その他「カメラバッグ及び三脚が入った」「スポーツ用品まで入った」などといった意見を目にします。事実34リットルの収納力を誇るのは先にも述べた通り。「アソビバコ」の異名を持ち、遊びにも通勤通学にも使えるVOXに軍配が上がるか?

Source: http://blog.livedoor.jp/washtheme/archives/36253671.html
物にもよりますが、他製品に比べると収納力は高いようです。少なくともこちらのモデルでは、VOXの方がたくさん入りそうに見えます。が、こんな情報も。

Source: http://item.rakuten.co.jp/hatoya/0640u-yono/
上のビーノとは別ですが。
コンビニの弁当を10個買い、全部入った。
Source: www.goobike.com
ヤマハVOXのカスタム
ある程度バイクをかじっている人ならきっと沸き起こる気持ち、「俺色に染めたい」。必ずしもそうとは言いませんが、カスタマイズしたい方に送る、「こんなパーツはいかがでしょう」。
カスタムパーツをご紹介

Source: http://imp.webike.net/commu/bike/22659/
こちらの車両はマフラー、ナックルガード、ホール、ランプ等をカスタマイズ。ネット通販ランキングにおいては、ミラー、グリップなどがカスタム用品として人気を博しています。
マフラー
排気を行う、バイクの重要機関の一つ。VOXのモデルにはどのようなカスタムマフラーがあるのでしょうか?

Source: http://www.webike.net/md/968/tab/parts/bm/1002/br/84/
¥27,468から。
BEAMSフルエキゾーストマフラー。スチールウールに「リバーライト」を採用。これにより800℃に耐えることができるとのこと。グラスウール部分は「ADテックス」なる次世代の消音機材が使われている模様。耐久面ではかなり頼もしい一品と言えそうです。
ハンドル
ハンドルだけ売っている、なんてこともあります。バイクという乗り物は、パーツ単位での交換が可能。こちら中古品ですが、安全面に関してどうしても心配な方は専門家に意見を求めるのがよろしいかと。
グリップ

Source: http://www.webike.net/md/968/tab/parts/bm/1031/br/1393/
¥487
MADMAXより。こちら、サイズと言いイボイボと言い、握り心地がよさそうなハンドルグリップ。やはりハンドルの手触りの良さは考慮に入れたいところですね。
ミラー

Source: http://www.webike.net/md/968/tab/parts/bm/1116/br/521/
¥942
NTBより。ミラーもバイクや車には大切な要素。そのせいか、ランキングでも上位に挙がっています。
スロットルパイプ
保証付き、というのはありがたいし頼もしいですね。元々ヤマハで出している製品なので、VOXでもどの詐取でも合いそうです。もしかしたら、「VOXならでは」の付け方もあるかもしれません。あなただけの「VOXミラー」誕生の予感。

Source: http://www.webike.net/md/968/tab/parts/bm/1047/br/357/
¥648
KITAKO(キタコ)というメーカーより。フルスロットルと聞いただけで胸が弾みますが、あまりスピードを出しすぎないようにしましょう、ね。
その他
照明関係
通勤でお使いの方必見、照明、電装関係のカスタムパーツです。車よりも外気に触れることの多いバイクのこと。暗い夜道の安全面が気になると言う方は、照明関係をカスタムしてみましょう。
既にお馴染み、LED使用のライト。電源部分のお手軽サイズ(3㎝)に対し、放つ光は超強力!「俺はここにいるぜ!」と爆音を響かせなくとも心強い光で自己主張ができそうですね。目立ちたい、という気持ちではなくあくまで安全のため。
こちらもLED。ただしバックライト、とのことですが。点灯時は紫を基調にしつつ、カラフルでポップ、しかし控えめな印象。キャッチコピーにある通り、楽しいけれどどこか落ち着いてもいます。

Source: http://item.rakuten.co.jp/seed-direct/100715724/
¥1,990(税込)
ハロゲン式の照明。何だかカラーリングは豊富なようです。日本製で振動にも強いとのこと。
その他のオプション
籠付きバイクです。収納力抜群のスペースを備えるVOXではありますが、ちょっとした飲み物なんかを入れて置くスペースとしていいんじゃないでしょうか。そう、レジャーとしても使えるのがアソビバコ、VOX。
何だか雨の日でも安心して運転できそうなシールド。少なくとも手元が雨で滑ったりとかはしなさそう。こういうウインド一つだけで何だかほっとして快適バイクライフが遅れそうな気持になりますね。
車は勿論、バイクにも欠かせないウインカー。カスタムパーツとして売ってました。「このウインカーは自分には合わない」。そう思ったらバイク屋なりカスタムパーツを売っているネット通販サイトをチェック!あなたとバイクにピッタリしっくりくるものが、きっとあるはず。
バイク本体だけでなく、手元も守ってくれるのがこちら。ハンドル部分につけましょう。ヤマハは細かいところまでよく考えています。
ペダルもカスタム仕様。改造好きさん多いようですね。最も、脚を支える大事な部分。こだわりを持つのも頷けますし、慎重に選んでほしいものです。
シートカバーもカスタム仕様で。やっぱり好きな色のしーとにのりたいですよね。通勤通学で使う場合は、それだけでテンションが上がりそうです。ちなみに色は一種類じゃありません。
黒バージョン。シートカバーの色が違うだけでバイク全体の印象も変わってきますね。
足元のおしゃれによさそうですね。もっといろいろとバージョンが増えるのかもしれません。
真っ赤なテールランプです。白のバージョンもありますし、どこもかしこも、個性を出すのに十分場所があるものです。
駆動系

Source: https://www.naps-jp.com/pd_0000000545898.html
¥637(税込)
リペアとしても使える駆動系のカスタムパーツ。KN企画より。6個で1セット、だそうです。

Source: https://www.naps-jp.com/prdct_list.html?cat1=02&cat2=0224&bmkr=BM000002&mdl=MD002524
DAYTONAより。2006年片から2007年の間に売り出されたVOXに対応する駆動パーツです。交換した後は100㎞程度の慣らしがいるそうです。

Source: http://www.webike.net/md/968/bm/1000115062801154/
¥3,722
NTBより。プーリー単体。大事な歯車部分ですから、見極め、そしてこまめな点検は重要。少々お値段は張りますが、大事な愛車を思えば交換する費用も惜しくはないはず。
メンテ用品
バッテリー
何だか超ド迫力。販売開始から15年もの年月をかけ、グレードアップを果たしたようです。数値の点では他者とどっこいどっこいな感はありますが、15年間の本気により進化を遂げたバッテリーの真価をご自身でお確かめください。
エアフィルター

Source: http://www.webike.net/md/968/tab/parts/bm/1165/br/357/
¥1,665
KITACOより。こちらもエアフィルター。紹介サイトでは星4つ半(星5つで満点)と、かなりの高評価を得ているようです。
ヤマハVOXのオイル交換方法は?
オイルが高温になるそうなので、やけどにご注意ください。
1.ドレンボルトを外す。
2.オイルを排出。
3.オイルが抜けたら一旦ボルトを締める。
4.給油口から新しいオイルを注ぐ。約0.8リットルほど。
5.量をチェックし、エンジンをかける。
6.エンジンを止め、また量をチェック。(キャップ棒の規定範囲内ならOK)
7.OKなら締め直す。

Source: http://minkara.carview.co.jp/userid/1783099/car/1352775/2490996/note.aspx
まずは古いオイルを取り出して、交換。
詳しく解説しているページがありますのでそちらもチェックしてみてください。
以外と忘れてしまいがちな原付バイクのオイル交換。エンジンが小さいからといってもオイル交換は絶対です。特に2ストエンジンの原付バイクなどはシビアな交換が必要です。愛車のロングライフの為にもこまめに交換してあげましょう。意外にも簡単に自分で庭先などで交換できますので作業工程を紹介します!
まとめ
よく見れば切れのあるシルエットや、カスタムパーツが多数出るほど人気のようです。通勤や通学、レジャーなどに使いたいという意見もよく目にしますし、「新しいバイクがほしい」という方も、思い切ってVOXに挑戦されてはいかがでしょうか? 何が一番自分に合っているかが重要です。VOXとあなたがいい相棒になれるといいですね。
バイクが欲しい方や修理などで気軽にお問い合わせできるバイクショップをご紹介しておきますのでチェックしてみてください。
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